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Posts tagged ‘教育啓発活動’

14
11月

プレスリリース:光害調査アプリ「Loss of the Night」がバージョンアップ、iPhoneにも対応

プレスリリース2014.11.14 (PDF)

  • 夜空の明るさを測定し「見える星の数」がわかる-星の観察を通して夜空の明るさを測定し、「光害(ひかりがい)」の研究に貢献できるアプリ「Loss of the Night」がバージョンアップされ、従来のAndroidに加えてiPhoneにも対応しました。
     このアプリはGoogle Sky Mapをベースに、星の見え方を測定する機能を追加したものです。端末を空に向け、実際の夜空と見比べて、指定された星が見えるかどうかを入力します。8つの星の観察が完了すると、その地点での限界等級と、夜空に見える(であろう)星の数が表示されます。ドイツの光害研究プロジェクト ”Verlust der Nacht” が開発し、国際ダークスカイ協会東京支部が日本語版の開発協力をしました。
  • 光害問題の研究に役立つ「夜空の明るさ世界マップ」作成に貢献-人工照明により夜空が明るく照らされる「光害」により、都市部では美しい星空を見ることができません。さらに世界中の研究者が、夜間人工光の人体への影響、社会への影響、環境への影響を調べています。このアプリを使用し、自分の住む地域の夜空の明るさデータを送信することで、光害研究のための貴重なデータベースとなる「夜空の明るさ世界マップ」の作成に貢献できます。
  • 世界中に広がるシチズンサイエンス・プロジェクト-「Loss of the Night」は現在までに計15ヶ国語に翻訳され、Android版はすでに26,500回以上ダウンロードされ、世界中から観測報告が集まっています。
  • アプリ(無料)は、下記アドレスまたは AppStore/GooglePlay で「光害」を検索してください。
    【AppStore】 https://itunes.apple.com/jp/app/loss-of-the-night/id928440562
    【GooglePlay】 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cosalux.welovestars&hl=ja
  • lotn_logo

13
11月

プレスリリース:アリゾナ州に世界で20番目のダークスカイ・パークを認定

国際ダークスカイ協会は、アリゾナ州のオラクル州立公園(Oracle State Park) を世界で20番目のダークスカイ・パークに認定しました。ランクはSilver Tier、アリゾナ州内では4番目のダークスカイプレイスです。

サンタ・カタリナ山地の北東の裾に広がる同公園(面積1598ha)は、標高1370mで、暑い低地砂漠からの避暑地となっています。今回の認定は、地元の活動グループ Oracle Dark Skies Committee の多大なる貢献により実現しました。

同公園は大都市ツーソンから32kmしか離れていませんが、幸いなことにサンタ・カタリナ山地の陰で暗い夜空が保たれています。大都市の人々が、たった1時間のドライブで美しい夜空を楽しめるのです。

詳細は、IDAによるプレスリリース (2014.11.12) をご覧ください。
http://www.darksky.org/nightskyconservation/428

位置: Google Map

 

【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが8ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが20ヶ所です。

ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
日本語 http://idatokyo.org/?page_id=414#IDSP
英語 http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places

9
11月

日テレ「People Magnet TV」サイトに動画が公開されました

IDA東京は、日本テレビの社会貢献番組「People Magnet TV」のメンバーとして登録されています。
この度、インタビュー動画5本が公開されました。

vol.1 “世界基準”のダークスカイプレイス認定を目指す
http://pmtv.jp/channel/contents/m95.html
vol.2 八重山諸島の星空は“日本の宝”
http://pmtv.jp/channel/contents/m96.html
vol.3 “必要な光”と“無駄な光”のバランスとは?
http://pmtv.jp/channel/contents/m97.html
vol.4 東京で“天の川”が見えるような世界を取り戻したい
http://pmtv.jp/channel/contents/m98.html
vol.5 『夜空の明るさ世界同時観察キャンペーン』実施!
http://pmtv.jp/channel/contents/m99.html

 

People Magnet TVウェブサイト
http://pmtv.jp/

IDA東京のページ
http://pmtv.jp/members/9_007

12
9月

光害啓発ポスターを無料配布します

IDA東京制作の光害啓発ポスター(B2サイズ)ができました。

プラネタリウム・科学館・天文台など、掲示していただける施設の方に、無料配布いたします。送付先住所・担当者名・必要枚数をご連絡ください。1施設につき2枚迄でお願いいたします。また、恐れ入りますが個人の方への配布は行っておりません。

申し込み先は【こちら

※ポスターの画像は、東京の街明かりを暗く加工し、満天の星が戻ってくるイメージを表しています。

idatokyo_poster

15
8月

「シティー・アット・ナイト」プロジェクトで光害研究に協力して下さい

「シティー・アット・ナイト」(Cities at Night) は、マドリード・コンプルテンセ大学(The Universidad Complutense de Madrid) が中心となって展開しているシチズン・サイエンス・プロジェクトです。

ウェブサイトやツイッターなどで、国際宇宙ステーション(ISS) から撮影された、夜の地球の街明かりの写真をご覧になったことがある方も多いでしょう。街明かりは美しく見えますが、一方で光害の問題も起きています。2003年以降、宇宙飛行士がISSから撮影した写真は実に120万枚以上にのぼり、そのうちおよそ3割が夜間に撮影されたものです。これらの画像には光害研究に役立つ重要な情報が含まれていますが、画像があまりにも大量なため、ほとんどは選別されぬまま、NASAのアーカイブに眠ったままとなっています。

「シティー・アット・ナイト」は、市民の皆さんの力を借りて、これらの画像を適切に選別し、光害研究に役立つデータベースを構築することを目指した、シチズン・サイエンス・プロジェクトです。

 

シティー・アット・ナイトのメインページ: http://www.citiesatnight.org/
その日本語ページ: http://www.citiesatnight.org/index_JP.html

 

3つのウェブアプリが用意されています。

  • 現在はいずれも英語版のみです。アプリ開始時にチュートリアルの動画がありますので、参考になると思います。日本語を含む多言語版アプリを、現在準備中です。
  • これらのアプリは、crowdcrafting のシステムを利用しています。アカウントを作成してからの利用が推奨されています。

[1] Dark Skies of ISS

http://crowdcrafting.org/app/darkskies/
→ 「START CONTRIBUTING NOW」をクリックして開始

表示されたアーカイブ画像が、「街明かり」「星」「オーロラ」「宇宙飛行士」「それ以外」「何も見えない」「わからない」のいずれかを選びます。誰でも簡単に貢献できる、最もシンプルなアプリです。

[2] Night Cities

http://crowdcrafting.org/app/nightcitiesiss/
→ 「START CONTRIBUTING NOW」をクリックして開始

ある程度、位置が絞り込まれているアーカイブ画像が表示されます。隣りに近辺のGoogleマップが表示されます。その街の地理的な知識があり、どの光が地図上のどの位置のものか判別可能な場合、写真と地図をそれぞれクリックして対応付けます。やや高度ですが、価値の高い貢献をすることができます。

[3] Lost at Night

http://crowdcrafting.org/app/LostAtNight/
→ 「START CONTRIBUTING NOW」をクリックして開始

位置情報の誤差が大きい(最大500km)アーカイブ画像が表示されます。画像の街明かりがどの街のものか判別可能な場合、写真と地図をそれぞれクリックして対応付けます。最も高度ですが、価値の高い貢献をすることができます。

 

プレスリリース(英語): https://www.ucm.es/data/cont/media/www/pag-56948/Atlas%20de%20imagenes%20nocturnas%20(Ingl%C3%A9s).pdf
NASAによる紹介ページ: http://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/news/crowdsourcing_night_images/

 

IDA東京は、日本語版のサイト、アプリの開発に協力しています。お問い合わせはIDA東京事務局へお願いいたします。

 

(2014.8.18 追記)
CNNにも採り上げられました: http://edition.cnn.com/2014/08/17/tech/nasa-earth-images-help-needed/
その日本語ページ: http://www.cnn.co.jp/fringe/35052466.html

8
8月

プレスリリース: ドイツに世界で9番目のダークスカイ・リザーブを認定

国際ダークスカイ協会は、ドイツ中部のレーン生物圏保護区(Rhön Biosphere Reserve) を世界で9番目のダークスカイ・リザーブに認定しました。ランクはSilver Tier です。

この地域は1991年にユネスコによって生物圏保護区に指定され、面積は1720 km^2。ヨーロッパに残された数少ない、真に暗い夜空とアクセスの良さを合わせ持つ地域です。

2009年、地元の大学生グループがIDAからの認定を目指した活動を始めました。当初は懐疑的だった生物圏保護区の関係者を説得し、照明器具の調査や照明ポリシーの提案、啓発活動の展開(星空観望会、メディアへの出演、博物館展示、ツアーの実施、講演会など)を積極的に進めた結果、今回の認定となりました。

詳細は、IDAによるプレスリリース(2014.8.7) をご覧ください。
http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Reserves/rhon/Rhon_press_release_FINAL.pdf

位置: Google Map

 

【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが8ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが19ヶ所です。

ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places