ダークスカイ・リザーブを取り上げたNHK番組
2014年10月30日22:00~22:50 NHK G にて【地球イチバン「世界一の星空がくれたもの」】が放送されます。IDA の「ダークスカイ・リザーブ」に認定されたKerry International Dark-Sky Reserve にスポットを当てた番組です。
地球イチバン番組サイト
http://www4.nhk.or.jp/ichiban/x/2014-10-30/21/28178/
地球イチバン番組トレイラー
https://www.youtube.com/watch?v=pR36FGml5YY
Kerry International Dark-Sky Reserve のサイト
http://kerrydarksky.com/
ダークスカイ・リザーブ認定のプレスリリース
http://idatokyo.org/?p=371
ダークスカイ・リザーブ(ダークスカイプレイス・プログラム)について
http://idatokyo.org/?page_id=414#IDSP
コニカミノルタプラザ特別企画展に協力します
IDA東京は、コニカミノルタプラザで開催される特別企画展「ナミブ砂漠に広がる星空展」(2014年11月1~24日、入場無料)に開催協力いたします。
国際ダークスカイ協会認定「ダークスカイ・リザーブ」のゴールドステータスに輝いた美しい星空の写真や、認定までの経緯の解説パネルなどが展示されます。
コニカミノルタプラザのサイト
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2014november/namib/index.html
コニカミノルタ・ニュースリリース
http://www.news2u.net/releases/128527
http://www.sankei.com/economy/news/141029/prl1410290136-n1.html
IT Mediaによる紹介
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1410/21/news039.html
デジカメWatchによる紹介
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/exhibition/20141029_672492.html
マイナビニュースによる紹介
http://news.mynavi.jp/news/2014/10/31/523/
MY LOHAS(景山えりか氏)による紹介
http://www.mylohas.net/2014/11/042057star.html
ダークスカイプレイス・プログラムについて
http://idatokyo.org/wp-content/uploads/2014/03/IDSPlaces.pdf
国際ダークスカイ協会「2014年ノーベル物理学賞が、青色光への期待と課題を示した」
2014 Nobel Prize for Physics Draws Attention To Promise And Challenges of Blue Light
国際ダークスカイ協会によるリリース (2014.10.7)
http://darksky.org/night-sky-conservation/421
ノーベル賞委員会は、2014年のノーベル物理学賞を、青色LED技術を発明した3人の日本人に授与することを発表した。20年以上前の彼らの発明は、白色LEDの開発に繋がり、エネルギー効率の良いLEDは急速に従来光源から置き換わっている。
米国エネルギー省国家照明局による最近の推計では、白色LEDは2030年までに米国内の照明売上高の74%に達し、照明による電力需要の約50%削減に寄与する。ノーベル賞委員会は「白熱電球が20世紀を照らし、LEDが21世紀を照らす」と述べた。
国際ダークスカイ協会(IDA) はこのノーベル物理学賞を支持する。一方で、適切なLEDの使用(特に夜間において)の重要性を主張する。LEDのエネルギー効率の良さは、過剰な光の使用を助長しかねない。歴史的に見て、照明技術が向上すると、屋外照明の量は増加する傾向にある。
IDA代表代行のScott Kardel氏は言う。「LEDが普及していくことは疑いようがない。重要なことは、我々がこの新しい技術を、過剰な照明の使用や光の浪費をすることなく、適切に使っていけるかだ。適切に使えば、エネルギーの節約、視認性の向上、光害の削減が実現できる。」
夜間のLED使用について、もう一つの問題点は、白色LEDには青色光が多く含まれる点である。夜間に青色光にさらされると、生態系や人体に悪影響があることが知られている。グレア(まぶしさ)も増加する(特に老人の目への影響が大きい)。さらに、青色光は夜空の明るさへの影響が、従来光源よりも大きい。IDAはこれらの問題について、2010年に公表した白書(『青色光を多く含む白色屋外照明による、視認性、環境、天文への影響』)で警告した。
IDAは、白色LEDを使用する際、3000K以下の相関色温度を推奨する。それは青色光が少なく、演色性も十分である。生態系への影響が特に懸念される地域では、相関色温度は可能な限り低くするべきである。色温度の情報は、多くの場合製品パッケージに表示されている。
光による悪影響をさらに減らすには、時間帯によって輝度を落としたり消灯したり、必要な場所だけを必要な量の明るさで照明すること、が有効である。
世界中の都市で、エネルギー削減と経費削減のために、街灯がLEDに切り替わっている。その効果を最大化するには、過剰に照明しないこと、時間制御やセンサー制御などLEDの得意とする技術を使うこと、等が有効である。
LED技術への期待が高まっているが、一方で適切に使用されなければ新たな問題が生じる。屋外照明、夜間の青色光、光害に関するさらなる情報は、IDAのウェブサイトを参照。
こちらの文書も参照。(IDAのニュースレターNightscape 80号より)