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Recent Articles

12
9月

光害啓発ポスターを無料配布します

IDA東京制作の光害啓発ポスター(B2サイズ)ができました。

プラネタリウム・科学館・天文台など、掲示していただける施設の方に、無料配布いたします。送付先住所・担当者名・必要枚数をご連絡ください。1施設につき2枚迄でお願いいたします。また、恐れ入りますが個人の方への配布は行っておりません。

申し込み先は【こちら

※ポスターの画像は、東京の街明かりを暗く加工し、満天の星が戻ってくるイメージを表しています。

idatokyo_poster

15
8月

「シティー・アット・ナイト」プロジェクトで光害研究に協力して下さい

「シティー・アット・ナイト」(Cities at Night) は、マドリード・コンプルテンセ大学(The Universidad Complutense de Madrid) が中心となって展開しているシチズン・サイエンス・プロジェクトです。

ウェブサイトやツイッターなどで、国際宇宙ステーション(ISS) から撮影された、夜の地球の街明かりの写真をご覧になったことがある方も多いでしょう。街明かりは美しく見えますが、一方で光害の問題も起きています。2003年以降、宇宙飛行士がISSから撮影した写真は実に120万枚以上にのぼり、そのうちおよそ3割が夜間に撮影されたものです。これらの画像には光害研究に役立つ重要な情報が含まれていますが、画像があまりにも大量なため、ほとんどは選別されぬまま、NASAのアーカイブに眠ったままとなっています。

「シティー・アット・ナイト」は、市民の皆さんの力を借りて、これらの画像を適切に選別し、光害研究に役立つデータベースを構築することを目指した、シチズン・サイエンス・プロジェクトです。

 

シティー・アット・ナイトのメインページ: http://www.citiesatnight.org/
その日本語ページ: http://www.citiesatnight.org/index_JP.html

 

3つのウェブアプリが用意されています。

  • 現在はいずれも英語版のみです。アプリ開始時にチュートリアルの動画がありますので、参考になると思います。日本語を含む多言語版アプリを、現在準備中です。
  • これらのアプリは、crowdcrafting のシステムを利用しています。アカウントを作成してからの利用が推奨されています。

[1] Dark Skies of ISS

http://crowdcrafting.org/app/darkskies/
→ 「START CONTRIBUTING NOW」をクリックして開始

表示されたアーカイブ画像が、「街明かり」「星」「オーロラ」「宇宙飛行士」「それ以外」「何も見えない」「わからない」のいずれかを選びます。誰でも簡単に貢献できる、最もシンプルなアプリです。

[2] Night Cities

http://crowdcrafting.org/app/nightcitiesiss/
→ 「START CONTRIBUTING NOW」をクリックして開始

ある程度、位置が絞り込まれているアーカイブ画像が表示されます。隣りに近辺のGoogleマップが表示されます。その街の地理的な知識があり、どの光が地図上のどの位置のものか判別可能な場合、写真と地図をそれぞれクリックして対応付けます。やや高度ですが、価値の高い貢献をすることができます。

[3] Lost at Night

http://crowdcrafting.org/app/LostAtNight/
→ 「START CONTRIBUTING NOW」をクリックして開始

位置情報の誤差が大きい(最大500km)アーカイブ画像が表示されます。画像の街明かりがどの街のものか判別可能な場合、写真と地図をそれぞれクリックして対応付けます。最も高度ですが、価値の高い貢献をすることができます。

 

プレスリリース(英語): https://www.ucm.es/data/cont/media/www/pag-56948/Atlas%20de%20imagenes%20nocturnas%20(Ingl%C3%A9s).pdf
NASAによる紹介ページ: http://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/news/crowdsourcing_night_images/

 

IDA東京は、日本語版のサイト、アプリの開発に協力しています。お問い合わせはIDA東京事務局へお願いいたします。

 

(2014.8.18 追記)
CNNにも採り上げられました: http://edition.cnn.com/2014/08/17/tech/nasa-earth-images-help-needed/
その日本語ページ: http://www.cnn.co.jp/fringe/35052466.html

10
8月

光害関連の国際会議情報 2014年9~11月

光害に関連した国際会議の情報を紹介します。

ALAN2014

Artificial Light at Night (ALAN) Conference

Sep. 2-4, 2014, De Montfort University, Leicester, England

http://www.dmu.ac.uk/about-dmu/schools-and-departments/leicester-de-montfort-law-school/events/artificial-light-at-night-conference.aspx

14th European Symposium for the Protection of the Night Sky

Sep. 18-20, 2014, Alqueva, Portugal

Website not available yet.

SLLP2014

International Conference on Sustainable Lighting and Light Pollution

Nov. 5-7, 2014, Seoul, South Korea

http://www.sllp2014.org/

8
8月

プレスリリース: ドイツに世界で9番目のダークスカイ・リザーブを認定

国際ダークスカイ協会は、ドイツ中部のレーン生物圏保護区(Rhön Biosphere Reserve) を世界で9番目のダークスカイ・リザーブに認定しました。ランクはSilver Tier です。

この地域は1991年にユネスコによって生物圏保護区に指定され、面積は1720 km^2。ヨーロッパに残された数少ない、真に暗い夜空とアクセスの良さを合わせ持つ地域です。

2009年、地元の大学生グループがIDAからの認定を目指した活動を始めました。当初は懐疑的だった生物圏保護区の関係者を説得し、照明器具の調査や照明ポリシーの提案、啓発活動の展開(星空観望会、メディアへの出演、博物館展示、ツアーの実施、講演会など)を積極的に進めた結果、今回の認定となりました。

詳細は、IDAによるプレスリリース(2014.8.7) をご覧ください。
http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Reserves/rhon/Rhon_press_release_FINAL.pdf

位置: Google Map

 

【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが8ヶ所、ダークスカイ・リザーブが9ヶ所、ダークスカイ・パークが19ヶ所です。

ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places

7
8月

プレスリリース:テキサス州に新たに2つのダークスカイ・パーク

国際ダークスカイ協会は、テキサス州のコッパー・ブレークス州立公園(Copper Breaks State Park) とエンチャンテド・ロック州立自然区(Enchanted Rock State Natural Area) の2ヶ所を、新たにダークスカイ・パークに認定しました。ランクはいずれも最高のGold Tier です。

詳細はIDA によるプレスリリース(2014.8.6) をご覧ください。
http://www.darksky.org/assets/Night_Sky_Conservation/Parks/Texas/TX_Parks_press_release_FINAL.pdf

コッパー・ブレークス州立公園の位置: Google Map
エンチャンテド・ロック州立自然区の位置: Google Map

 

【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが8ヶ所、ダークスカイ・リザーブが8ヶ所、ダークスカイ・パークが19ヶ所です。

ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places

7
8月

プレスリリース:アリゾナに世界で8番目のダークスカイ・コミュニティ

国際ダークスカイ協会は、アリゾナ州のセドナ(Sedona) 市を世界で8番目のダークスカイ・コミュニティに認定しました。人口1万人を超えるこの市はアウトドア活動で知られた観光地ですが、暗い夜空をさらなる観光資源にしようとしています。市長曰く「セドナは壮観な自然で知られている。私の目標は、セドナを持続可能な環境モデル都市とすること。暗い夜空の保護もその一部だ。」

詳細は、IDA によるプレスリリース(2014.8.4) をご覧ください。
http://darksky.org/assets/documents/PR/2014/Sedona_IDSC_press_release.pdf

位置: Google Map

 

【ダークスカイプレイス・プログラムについて】
国際ダークスカイ協会は、夜空を保護する優れた取り組みを称えるために、ダークスカイプレイス・プログラム(International Dark Sky Places: IDSPlaces) を2001年から開始しました。認定には、屋外照明についての厳格な基準と革新的なアウトリーチ活動が求められます。これまでに認定されたIDSPlacesは、ダークスカイ・コミュニティが8ヶ所、ダークスカイ・リザーブが8ヶ所、ダークスカイ・パークが17ヶ所です。

ダークスカイプレイス・プログラムの詳細はこちら
http://darksky.org/night-sky-conservation/dark-sky-places